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講師:伝わるチラシの作り方

年に数回、行政などからご依頼を受けて、チラシなどのデザインのやり方の講師として登壇することがあります。

依頼を受けた僕からすると「SNSが発達し、情報伝達手段がありふれているのに、今さらチラシの作り方の講座に需要があるのか」と思っていたのですが、告知をしてみると意外と定員に届く応募があり、割と需要があるのです。

2017年に民間向けに講座を開催させていただきましたが、その時に受講された方の進めなどもあり、今度は長崎市企画財政部地域コミュニティ推進室から依頼があり、自治会やPTAなど地域コミュニティの活性化や運営に携わっている方がに向けたセミナーの講師を務めさせていただきました。

内容としては…
① 目的を明確化させる
② チラシの構成要素
③ チラシの色
④ チラシの書体
⑤ チラシのレイアウト

上記説明を経て、最後に参加者の皆さんが在籍している組織や団体の告知チラシをラフ描きしてもらうワークショップを行いました。

① まずは目的を明確化する
「誰に?」「何を?」「どうなってほしい?」の3つの目的を考え、明確にしていただきました。

② 実際にラフイメージを書いてみよう
チラシの構成要素を考え、実際にラフイメージを書いてもらいました。
餅つき大会やお花見、ペーロン大会などいろいろなイベントのチラシができました。

③ 発表
書いたラフイメージを発表し、僕からアドバイスを行いました。
参加者皆さんには行き届きませんでしたが、気になる方にはポイントをお伝えでき、良いものが出来上がったと思います。

以下、イベントの報告書です。
満足度は高かったようです。
https://www.city.nagasaki.lg.jp/shimin/191000/191600/p029113_d/fil/houkokusyo01.pdf

ワークショップ中、皆さんにアドバイスをしていて自分で気づいたことがありました。地域で活動されている団体で大事なことは『地域のアイデンティティをチラシの中に盛り込む』ということ。その土地で暮らすことにおいて何かしら縁があってのもの。どこの何をしているチラシかわからないものではなく、その地域にしかないランドマークやお祭りなどの具現化したものを載せることにより、そこに生活されている皆さんの愛着や誇りみたいな熱を起こせると思いました。
人口流出の問題など言われていますが、たとえその地域を離れたとしても地域活動やチラシを通して、そこで生活してきたことを記憶の底に残せれば良いと思います。

ほんの数時間でしたが、チラシ作りをとおして地域の皆さんの生活に彩りがでることを願っています。