老舗としての佇まいを〜杉谷本舗〜
Nagagsaki365さんのサイトに杉谷本舗さんのインタビュー記事が掲載されていましたので転載いたします。2016年にお声がけいただいてから、マークをはじめ販促物やパッケージのリブランディングを継続して担当させていただいております。制作当時、ここまでの規模の企業を直接担当することがありませんでしたので、200年を超える歴史と何十名もおられる従業員の方々を想像するとプレッシャーでした。熊本地震が起きたすぐのタイミングで影響を受けており、会社がより発展することを願ってデザインやコンセプトを構築しております。デザインだけではなく、会社として向上していくための取り組みや姿勢がわかりやすく書いてありますので、ぜひご一読ください。
(以下、記事より)商品パッケージのデザインを検討したり、商品開発についても話し合いを行っています。母の日や父の日、敬老の日、季節ごとのイベントなどに合わせたキャンペーンの打ち合わせなどの場合も、以前は営業会議が月1回ある程度でしたが、外部の方にサポートいただくことで、新しい動きが組織に生まれるようになりました。特に今まではあまりなかったBtoBのお取引やお問い合わせを頂くことが増えましたね。
例えば杉谷本舗のロゴは、以前は杉の木をモチーフにしたロゴでしたが、2011年に200周年を迎えた後、自分達の思いを込めたロゴに一新しようということになりました。新しいロゴは、七宝柄※をベースにした、お米をモチーフにして中村さんにデザインしていただきました。杉谷本舗の社訓でもある「真心」が延々と続きますように、という願いを円で表しています。円の中にある4つの楕円状のものは、杉谷本舗の起源であるおこしに使われ、杉谷家も大事にしてきた「お米」です。この4つのお米は、「従業員とその家族」、「お客様」、「取引先様」、「地域」を表していて、杉谷本舗が丸く収める、という意味が込められています。色は実った稲穂の黄金色をイメージしたものです。新しいロゴに変わったのは2016年からですが、以前のロゴをご存知の方からもすっきりしたねと言って頂けたりと、好評いただいています。