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コロナの時代をどう過ごす

4月6日の朝、始業時間が早い妻は会社へ出社し、息子を小学校へ送り出し、洗い物を済ませ、娘を保育園へ送り届けたのち、とっちらかった自宅の掃除とご飯のセットを済ませ、ようやくコーヒー片手にこの記事を書いています。

3月の日常と比べ何が違うのかと言えば、小学1年生(4月からは2年生)の息子が今はいないことです。(静かな環境で落ち着いて作業できる喜びw)

2月末に急遽、国から発表された休校措置。全国の子供を持つ世帯はもちろん中村家でも悲鳴と不安が出ました。学童には通わせていたけれど、前々から本人が行きたがってはいなかったこと、学校より密度の高い学童の方が危険なのではないかということ、急に休校措置になり午前中から子供たちをみなければいけなくなった学童の先生方の対応がキャパオーバーになるのではないかと思い、自宅兼事務所で息子を見ることになりました。

それからというものどう過ごしていくかが課題となりました。
3月の繁忙期の傍で子どもの勉強の確認とご飯の準備に加え、ガス抜きをしなくてはならない。こちらとしては目の届かないところでも、自立して自主学習してもらえたら本当にありがたかったのですが、そうはいきませんでした。
同じ部屋にいれば仕事中に話しかけられ仕事が中断してしまいますし、部屋を隔てたところでフリーにしておいたら何をし始めるかわからない。なので以下のスケジュールでほぼ過ごしていました。

06:30     起床
07:00までに  朝食
08:00ごろに  妹の登園に付き合う
08:20ごろ   トイレ掃除・机拭き
09:00ごろまで 折り紙
09:00ごろから 事務所とは別の部屋で、宿題・買ってあげたドリル
12:00     昼食
13:00     アマゾンプライムで「クレしん」か「ドラえもん」を見る
14:30ごろ   事務所スペースで折り紙か雑談(←これが仕事を中断させる)
17:20ごろ   妹を保育園に迎えにいく
以降、宿題・夕飯・入浴・歯磨き・睡眠を21:15ごろまでに終える

幸いにもインドアな子なので「外で遊ばせて欲しい」といったお願いはありませんでした。ただ買い物で行った先で急に走り始めたりしました(苦笑)
宿題や追加で買ってあげたドリルを済ませた後は、趣味であるお絵かきや折り紙をしていたので付きっ切りはなかったです。

学校はもちろん学童にも行かなくなったので社会性が遠のいたことが気になりました。そこで打ち合わせの場に同席できそうなものは先方にお願いし、なんとか時間を共にすることができました。そのときに冗談半分に息子に名刺を作るよう指示。これが配る方にも配られる方にも良かったです。名前と屋号を書くように言っていたら、本人が何も言わずとも絵や柄を書き添えてくれました。複数打ち合わせの場所にいったので10枚程度書いてもらいましたが、すべて違う絵柄には感心しました。配られる方もまさか息子から名刺をもらうなんて思っても見なかったようで、喜んでいただけたと思います。

大変ではありましたが、関係性は密になりました。ほんといろいろ質問してきました。「なんで結婚したのか」「結婚はどうやってするのか」「車の運転免許はどうやってとるのか(両親が歳をとったら僕が車でいろんなところに連れて行ってあげる)」「なぜ勉強しないといけないのか」など。仕事で集中しているときにされると困る質問ばかり…。

学校は始まりましたが、コロナウィルスの影響はまだまだ続きます。
ひとまず今回の件で気になったことを自分のために以下にまとめました。
私個人としてはこの騒動の前の社会には戻らないような気がしていて、これをきっかけに親子ともどもどう過ごしたらいいか奮闘していきます。

【困ったこと】
◎作ったお昼ごはんにたまにケチをつける
◎自主学習はできないのでみてあげないといけない
◎事務職の自分の傍でずっと一緒だったので屋外で遊ばせてやることがあまりできなかった
◎大人ほど集中力はないので、勉強を続けてはできず、アマゾンプライムを一日1本は見ていた
◎開校後の健康管理
◎ほぼ父である私と過ごす時間が多かったので社会性から遠のいたのではないか

【良かったこと】
◎打合せに同席させた先で名刺を配らせたこと(で社会性を学んだ…はず)
◎話す時間が増え、お互いを知ることができた(息子に対し、よく笑い、よく怒りもした)
◎お手伝い(トイレ掃除・つくえ拭き・靴の整頓)を習慣化できた
◎(親の働いている姿を直に見たのか)気遣いが増えた
◎ほぼ家にいたが、購入したトランポリンでどうにかなった
HOUR OF CODEというコーディングのサイトで遊びながら学びをできた

【課題(再度休校になった場合)】
◎オンラインを活用した学び方を検討しなくてはいけない(パソコンの予備をセットアップ中)
◎子どもについてあげる時間が増加するため、仕事する時間が削られる
◎春休みという1ヶ月間はなんとかやり過ごしたが、学校のように多様な過ごし方をどう提供すれば良いか

コロナ(または息子)との奮闘はつづく…。

一枚一枚違う絵柄
ロゴマークは難しかったみたいでなんども書き直していた
春休み中作っていた折り紙の街
グラデーションで折ったもの
通っている小学校の50周年記念誌。これも製作と納品で少しお手伝い