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これからもずっと

今年のお盆休みは日取りが良く、例年より多く休め、親族と会えた気がします。
結婚前にくらべたら、プライベートの時間は減り、家族行事に時間を割くことが多くなったのですが、
親族にお祝い事が多い年で、集まりで近況を聞く度にこちらも幸せをいただく…。
そんなハッピーなお盆休みだったと思います。
ただ世間は、息子たちや新しく生まれてくる命が
幸せに暮らせていけるのか、不安になるニュースばかり。
今年の長崎の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典をU-STREAMで見ていましたが、
被爆者代表・城臺美彌子さんが、政府にチェックされた内容を覆し、
政府に訴えかけた勇気が、胸に突き刺さりました。
毎年お盆になると、亡くなった祖父の戦争体験の話を思い出します。
「長崎に原爆を落とされた時、満州におり、最愛の人は原爆で失った」と。
ほとんど、戦争の話はしませんでしたし、こちらからも聞きませんでしたが、
亡くなる一年程前、痴呆が進む中、通常の意識の時に語ってくれたこの話が
とても思い出深いです。
敗戦後、祖父母が死にものぐるいで繋いでくれた命。
当たり前に過ごす毎日にその事を忘れ、忙しさを理由に
政治や経済に無関心でいた自分に反省するばかり。
どうか、このファインダー越しに見る風景が、変わらないことを。
そして、子ども達が大人になって、家族を営める当たり前の未来を。
それを作っていくのが私たち大人の責任であることを考えた夏でした。

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